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セメントの需給

 

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  2017年度について、セメント国内需要(輸入を含む)は41,876千t、前年比100.2%となり、4年ぶりに前年を上回りました。背景として、官需は2017年度公共事業当初予算が前年並みであったものの、建設労働者の人手不足により労務費や資材費の上昇、建築の工法変化などにより実需に結びつかず減少しました。また、東日本大震災復興需要も一定の需要はあるものの、ピークアウトしたこともあげられます。民需については、住宅投資は貸家の不振により減少しましたが、設備投資が企業収益の改善等により堅調に推移したことから微増となりました。また、輸出はアジア諸国および豪州を中心に根強い引合いが続いたことから、11,808千t、前年比102.4%となりました。こうしたことから、生産は60,360千t、前年比101.8%と2年連続でプラスとなりました。

  セメントの国内需要は、バブル経済終盤の1990年度に86,286千tとなりピークを記録しましたが、その後は長期に亙り縮小傾向が続いています。とりわけ2007年以降は改正建築基準法施行(2007年6月)による混乱の長期化、リーマンショック(2008年9月)による世界的景気後退に伴う民間建設工事の減少、公共工事補正予算の付け替え(2009年9月)、2010年度公共事業予算の大幅削減など、次々と逆風に見舞われ2010年度まで減少しました。その後、東日本大震災の復興需要と国土強靭化政策の下、2011年度以降は3年連続して上昇局面に転じました。しかし、その後は建設労働者の人手不足等により3年連続マイナスで推移しました。2017年度は41,876千tと4年振りに前年を上回りましたが、ピーク時から比較すると半分のレベルとなっています。生産も同様に1996年度99,267千tのピーク後減少傾向をたどり、2017年度60,360千tは同時期の61%にまで縮小しています。
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