ここでは環境問題（かんきょうもんだい）とセメントのかんけいを教えてもらえるんだね。   最近（さいきん）よく聞く「地球温暖化（ちきゅうおんだんか）」ってなに？
	地球の気温（きおん）が上がっていくことなんだよ。   地球の平均気温（へいきんきおん）は、少しずつ上がっているんだよ。   地球があたたかくなると、南極（なんきょく）や北極（ほっきょく）の氷（こおり）がとけて、海面（かいめん）が高くなったり、海にしずんでしまう地域（ちいき）もあるともいわれているんだ。かんばつがおこる地域もあるんだよ。そうすると、野菜（やさい）やお米など、農作物（のうさくぶつ）のとれる量（りょう）が少なくなったり、伝染病（でんせんびょう）が広がったりすることも予想（よそう）されるんだ。
	どうして地球があたたかくなるの？
	二酸化炭素（にさんかたんそ）が、一番の原因（げんいん）といわれているよ。二酸化炭素は、熱（ねつ）が地球の外に出て行くのをふせぐはたらきをするんだ。だから、大気中の二酸化炭素がふえると、地球の温度（おんど）もあがってしまうんだよ。
	でも、どうして二酸化炭素がふえているの？
	石油（せきゆ）や天然（てんねん）ガスなどの化石（かせき）エネルギーをもやすことが、二酸化炭素をふやす原因なんだよ。また、セメントを作る時にも、原料（げんりょう）の一部（いちぶ）の石炭からも二酸化炭素が発生（はっせい）してしまうんだよ。   そして、セメントを作るときの主（おも）な原料（げんりょう）である石灰石（せっかいせき）をセメントにするときの化学反応（かがくはんのう）でも、どうしても二酸化炭素が発生してしまうんだ。   だからぎゃくに、セメント産業（さんぎょう）は昔（むかし）から、「省（しょう）エネルギー」（エネルギーをできるだけ使わないようにすること。省（しょう）エネともいう）や、環境問題にとても関心（かんしん）をもっていて、いろいろな対策（たいさく）を行ってきているんだよ。
	へえ〜。セメント産業って、環境のことをとっても気にしている、地球にやさしい産業なんだね！　もう少しくわしく、どのような取組（とりく）みをしているのか、教えてよ！
世界（せかい）で一番環境（かんきょう）にやさしい、日本のセメント産業 １年で約２，６００万トンの 廃棄物（はいきぶつ）・副産物（ふくさんぶつ）を使っている、日本のセメント産業 肉骨粉（こっぷん）だって安全（あんぜん）に受（う）け入れているセメント工場 廃棄物問題（はいきぶつもんだい）の解決（かいけつ）をめざして、「エコセメント」登場（とうじょう） もしセメント工場が、廃棄物（はいきぶつ）を受け入れなかったら？ どうしてセメント工場は、廃棄物（はいきぶつ）・副産物（ふくさんぶつ）を受け入れられるの？

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