下水汚泥の話

セメントは下水汚泥も活用して、最終処分場の延命に一役

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我々の快適な社会生活の営みを支える下水道。その下水処理の過程で発生する下水汚泥とさまざまな産業活動のなかで発生するスラッジを含めた汚泥・スラッジをセメント工場では、2009年度に262万t(東京ドームの容積で約2杯分)を受け入れてセメントの原料として活用(セメント化)しています。

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ところで国土交通省の調査によれば、2007年度の下水汚泥の発生量は約225万t。その数量は年々増加傾向を示していますが、このうち約39%におよぶ約87万tを建設資材化(主にセメント原料となる粘土の代替えとしてリサイクル)しています。下水汚泥全体のリサイクル率の向上にはセメント工場での活用が大いに寄与していると言えます。また、これにより、本来であれば最終処分場での埋立てに回さざるを得ない下水汚泥の排出が抑制され、最終処分場延命化に大いに貢献するとともに、日本全体のエネルギー消費量の削減にもセメント産業は大いに貢献しているのです。