施工実績等 統計資料
- わが国では高速道路で5.6%、一般国道で3.9%とわずかで、十分に活用されているとは言えません。しかし、2000年以降のアスファルト高騰を契機に、舗装材料としてのセメントコンクリートが見直され始めています。
- ■道路種別ごとの舗装延長比
道路種別ごとに舗装路面の延長を比で表しています。コンクリート舗装は、4.5%にとどまっています。
- ※簡易舗装:軽交通路に適用される簡易な舗装で、通常表層及び路盤から構成され、表層の厚さが3〜4cm程度のアスファルト混合物の舗装です。
- ■道路延長の道路種別構成
道路延長の道路種別構成を円グラフで表しています。市町村道が道路延長の80%超を占めています。
- ■諸外国のコンクリート舗装の概況
諸外国では高規格な道路、重交通道路に、耐久性の高いコンクリート舗装が用いられています。その割合は、日本の現状(6%)と比較してはるかに高いものとなっています。
(出典)
U.S.Study Tour of European Concrete highways (FWHA,1992)
Long-Llife Concrete Pavements in Europe and Canada (FWHA,2007)
Highway Statistics 2008(FWHA)
土木学会 平成22年全国大会研究討論会資料
- ■アスファルト舗装とコンクリート舗装の構成比
(都道府県道以上の幹線道路−簡易舗装・未舗装を除く−)
コンクリート舗装は、昭和30年代まで半数を占めていましたが、現在は、4.5%まで落ち込んでいます。原因には、高度経済成長期に、初期コストが低く、早急な道路整備が可能なアスファルト舗装の施工件数が大幅に増加したためと考えられています。
- ■アスファルト舗装とコンクリート舗装の舗装延長
(都道府県道以上の幹線道路−簡易舗装・未舗装を除く−)
アスファルト舗装が、昭和30年代以降急激に増加しているのに対し、コンクリート舗装は、ほとんど延長を伸ばしていません。コンクリート舗装の寿命が長いことを考慮すれば、幹線道路の整備において、コンクリート舗装の工事件数は、ほとんど増えていないと考えられます。
- ■自治体別のコンクリート舗装普及率
コンクリート舗装の普及率を自治体別(都道府県・政令指定都市)に示します。
- コンクリート舗装は、平成22年を除き、平成17年以降、前年より施工面積を着実に増やしています。
実績データは、下記のホームページでご覧になれます。
○発注機関別施工実績10年間の推移(グラフ)
○適用箇所別施工実績10年間の推移(グラフ)
○舗装種類別施工実績10年間の推移(グラフ)
○工法別施工実績10年間の推移(グラフ)
○新設・修繕別施工実績10年間の推移(グラフ)
○10年間の施工実績(データ)