よくある質問:統計について



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Q1. 販売統計で国内販売と輸入、内需の関係はどの様になっているのでしょうか?
A1. 国内セメントメーカーの国内販売(セメント協会統計)に輸入(財務省貿易統計)を加えた数量を内需と称しています。ただし、セメントメーカーが直接輸入しているものについては、国内販売と輸入の両方に計上されているため、その分の数量は差引いて内需に表示しています。

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Q2. 輸入は誰がしているのでしょうか?
A2. 大部分はセメントのユーザーである生コンクリート会社が輸入していると思われます。しかも、生コンクリート会社は各地区で協同組合組織によって運営されていますが、この組織に加盟していないいわゆるアウトサイダーの生コンクリート会社が輸入しているものが殆どだと思います。

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Q3. セメントの生産・販売の表項目で「固化材原料他」とは何でしょうか?
A3. セメント系固化材の原料として使用されたものを「原料用」、それ以外の棚卸しなどによる増減数量を「その他」としています。これらを合わせて「固化材原料他」と表記し、需給バランスをとっています。

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Q4. 官需と民需の区分けは、どの様になっているのでしょうか?
A4. 国や地方自治体などの公共工事に使われたセメントを官需、民間企業の工場・オフィスビル・店舗建設などの設備投資や、住宅建設などに使われたセメントを民需としています。このところ公共工事は減少傾向にあり、官需の割合は年々縮小しています。

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Q5. 国内販売の季節変動について教えて下さい。
A5. セメントの国内販売量は月によって変動します。実際の出荷日数が月によって違うことは勿論ですが、構造的なものとしては公共工事によるものが主にあげられます。公共工事は年度の前半には設計、積算、入札や発注などの業務が中心で、実際の施工は下半期に集中するためですが、最近では国の方針により工事の平準化が図られ、以前に比べると変動幅が小さくなってきています。さらに、公共工事の減少が続いている最近の状況は、その依存度自体が小さくなっていますので、ますます季節変動が少なくなってきていると言えます。

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Q6. 種類別統計の「その他」の内訳について教えて下さい。
A6. セメント協会統計は構造用セメントを対象とし、JIS(日本工業規格)に規定されていないセメントを「その他」と表記して一括計上しています。ポルトランドセメントでいえば、油井セメント、地熱井セメントなどがこれに該当します。混合セメントでいえば、中庸熱高炉セメントや中庸熱フライアッシュセメントなどです。また、「その他のセメント」と表記してあるものは、エコセメントを対象としておりJISに規定されています。

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Q7. 白色ポルトランドセメント、アルミナセメントの統計はありますか?
A7. セメント協会では作成しておりません。白色ポルトランドセメントは、主に表面仕上げ用モルタルや装飾材料に使用されるため、構造用ポルトランドセメントを取扱うセメント協会では統計を作成しておりません。なお、現在は国内での生産はなく、全量輸入品となっております。アルミナセメントなど、ポルトランドセメントとは異なる成分のものについても同様に作成しておりません。(セメントの種類/用途 ご参照)

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Q8. 廃棄物利用状況の統計開始年度はいつですか?
A8. 「再生資源の利用の促進に関する法律(現:資源の有効な利用の促進に関する法律)」が1991年10月に施行され、これに合わせ、セメント業界としても産業廃棄物等排出量及び資源化原材料利用状況等実態調査を実施しました。そのため、廃棄物利用状況の統計は1990年度が開始年度です。