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研究所の沿革

日本セメント技術協会を合併、技術部門の統合

  1946年9月、戦後の荒廃の中で創立された日本セメント技術協会が緊急に着手した事業は、@セメント強さ試験用標準砂の選定、A戦争により途絶えていた諸外国の技術情報収集、B我が国のセメント・コンクリート技術の遅れを取り戻すために技術発展の核となって活動すること等でした。

  1966年4月、日本セメント技術協会を統合し、以来セメント協会は従来の部門に加えて、技術分野に至るまでの総合機関として、機能をもつこととなりました。すなわち、技術協会が行っていたセメントの品質管理関係をはじめ、セメントの品質規格及び試験方法規格の改正素案の検討、各技術専門委員会の運営、セメント技術大会の開催などをセメント協会 研究所が引き継ぐこととなりました。

組織等の変遷

1946年  9月 「(社)日本セメント技術協会」設立
・セメント協会 研究所の前進は、浅草区(現台東区)北松山町に設立された日本セメント技術協会。
・当初は総務部、事業部、技術部で組織されていました。
1948年  2月 「セメント協会」設立(同年11月社団法人として認可)
1951年  2月 港区赤坂に新築移転し、試験設備を設置しました。
1966年  4月 「(社)日本セメント技術協会」は、「(社)セメント協会」と合併し、「(社)セメント協会 研究所」と改称、総務課の一部と技術部(技術課、試験課)を設置しました。
1980年11月 港区赤坂から北区豊島(王子)に新築移転し、研究開発部(セメント化学研究グループ、コンクリート研究グループ)を設置しました。
1987年  4月 試験課をセメント研究課に、セメント化学研究グループを廃止し、コンクリート研究グループをコンクリート研究課と改めました。
1989年  6月 技術部をセメント研究部とし、研究開発部をコンクリート研究部と名称を変更し、技術課を廃止し、技術室を設置しました。
1990年  4月 セメント試験課を設置し、生コンクリートエ場からのセメント受入試験業務を開始しました。
1991年  4月 研究所第2実験棟竣工、セメント受入試験設備の充実を図りました。
1996年  4月 ジオセメント研究室を設置しました。
1998年10月 部課長制を廃止し、研究所長のもと、庶務、技術情報、セメント研究、セメント試験、コンクリート研究、ジオセメント研究の6グループ制に移行し、組織をフラット化しました。
1999年  4月 セメント研究グループを廃止し、セメント品質保証グループ、セメント基礎・環境グループを設置しました。
2004年  4月 ジオセメント研究グループを廃止し、その分掌をコンクリート研究グループに移管しました。
研究所

セメント協会 研究所